我が家がこの家を買い取った理由【リノベ体験記番外編】

賃貸で入居していた部屋を購入した理由

賃貸で暮らしていた我が家がこの家を買い取ったのは約５年前。

オーナーさんに打診されて購入することになりました。

今回の記事では購入に至った経緯をまとめました。リノベとは直接関係ありませんが、そもそも購入しなければリノベ自体考えもしなかったんですよね。何かのヒントになればと思います。物件購入を迷ってる方は参考にしてくださいね。

我が家はもともとは賃貸で入居

分譲賃貸だったのですが、賃貸で貸し出しているのはうちともう１軒だけで、周りの住民の方はみなさん購入して入居されていました。

新築から何年かはオーナーさんが暮らしていたようで、周りの住民の方もオーナーさんをよくご存じで、住民関係が良好なんだなあという印象を受けていました。

入居から５年ほどたったある日、不動産会社から突然電話があり、オーナーさんが物件を譲りたいと言っているがどうでしょうか？と打診がありました。

実はその頃中古マンションの購入を検討していて、ちょうど物件を探していました。あまりのタイミングの良さにびっくりしつつ、この家に住み続けるということを考えていなかったのでもちろんその時は即答できず、少し時間をもらって検討することになりました。

この家のいいとこ悪いとこ

５年ほど住んでいて、ほとんど不満を感じたことがなかった家。でも何が気に入っているのかも考えたことがなかったのも事実で。この機会によく考えてみることにしました。

【この家のいいところ】

【この家の気に入らないところ】

貴重な平面駐車場

まずはいいところから。南西向きで日当たりが最高。５階なのに眺めも最高です。周辺は一軒家や駐車場、倉庫などがありますが、まとまった大きな空き地はないので、将来大きなマンションが建つ可能性は低い。

そして何より駐車場が平面なのがうれしいポイント。周辺のマンションは立体や機械式の駐車場が多いのですが、うちは平面なので出し入れが本当に楽。これが地味に大切。少なくても子供の送迎があるうちは車を手放すことはないので、駐車場の利便性は重要でした。

少し古い築年数と少し狭い間取り

我が家は55平米の狭めの３DK。各部屋それぞれクローゼットや押し入れはありますが、収納が少ないんです。というか、そもそも家族で５５平米は狭い。子供が産まれる前に住んでいた都内のまあまあ都心に近い駅前高層マンションの１LDKより狭い。

ということで必然的に収納も少なくなります。そしてリビングダイニングには窓が多いため、家具の配置もなかなか難しい。

また、駐車場代が相場より高いのは「平面駐車場だから」ということにつながります。しかも駐車場の台数が住居戸数分ないから割高になってるのよ、とマンション重鎮のおばさまに教えていただきました。

そして最大に悩んだのが築年数と設備の古さ。この時すでに築２０年。給湯器や水栓は１度交換してもらっていましたが、お風呂やトイレの古さはどうしても気になるところでした。その時私の頭をよぎったのは

というどなたかのサイトで見た言葉。設備や見た目は後からでも変えることはできるけど、立地や環境は変えることはできません。さらに、マンションの住人のマナーがよいことも私の決断を後押ししました。これは住んでいたからこそわかることですね。

そもそも家を買わなければならないのか

私たち夫婦は結婚してからずっと賃貸で暮らしてきました。結婚時に購入を考えましたが、持ち家を持たずにライフスタイルの変化に合わせて住む家を変えていこうという結論を出していました。

それでも私は購入できるチャンスがあるなら、と中古マンションを検索していました。実はこのころからインテリアに興味を持ち始め、自分好みの部屋にリフォームしてみたいなあ、なんて密かに思っていたんです。

なので他の中古マンションを購入してリノベーションして引っ越す、という図式が私の頭の中では出来上がっていました。ですが、ずっと中古マンションを検索していても今よりよい住まいを見つけることができなかったんです。それくらい今の家が気に入っていました。

そこでまさかの住んでいるマンション購入案件。

ここを買い取るということは、住みながらのリフォームになるし、難しいだろうなあという思いを抱きつつ、これ以上条件が合って気に入った物件に出会う自信もありませんでした。

主人と何度も話し合い、最終的に私たちはこの物件を買い取ることにしました。